
なぜ予備バッテリーが必要なの?カメラユーザーが備えるべき理由とは
旅行先やイベント会場で、絶景や大切な瞬間を目の前にして「シャッターが切れない!」という経験はありませんか?それは、カメラのバッテリー切れが原因かもしれません。特に最近のミラーレスカメラは高性能なぶん電力消費も多く、バッテリー1個で丸1日撮影するのは難しいのが現実です。
私自身も、バッテリーの残量が気になって撮影に集中できなかったことがしばしばあり、それ以来複数のバッテリーを持ち歩くことにしています。
また、バッテリーの減りは季節や撮影スタイルでも変わってきます。たとえば、寒い冬はバッテリーが通常より早く消耗しますし、連写や動画撮影を多用する場合は、1時間ほどでバッテリーが空になることもあります。
だからこそ、カメラ初心者さんにも「予備バッテリーは撮影の命綱」としてぜひ準備しておくことをおすすめしたいです。
純正バッテリーと互換バッテリーの違いと、知らないと怖いリスク
次に気になるのが「純正と互換、どちらを選べばいいの?」ということですよね。純正バッテリーは、カメラメーカーが公式に販売しているもので、最も安心・安全。価格は少し高めですが、長期使用にも耐え、品質管理が徹底されています。
もちろん、当ブログでも互換バッテリーではなく純正バッテリーを使用することを強くお勧めいたします。
もしも互換バッテリーを使用する際は、リスクなど承知した上で日頃の管理を行なった上で使用しましょう。
一方で、互換バッテリーはサードパーティ(他社)が製造・販売しているもの。価格は純正の半額以下とお手頃で、予算を抑えたい方には魅力的です。ただし、品質にはバラつきがあります。
例えば、
- 正常にカメラが起動しない
- バッテリーが膨張して取り出せなくなる(これよくあります)
- 充電器が非対応で充電できない
といったトラブルも、安価な互換バッテリーでは報告されています。最悪の場合、発火の危険性もゼロではありません。
特に最近のカメラはバッテリーにも制御機能が備わっているため、安易に互換品を選ぶと誤作動の原因になります。
互換バッテリーを選ぶなら?安全性とコスパのバランスを見極めよう
とはいえ、すべての互換バッテリーが危険というわけではありません。信頼性の高いブランドから選ぶことで、十分に安全かつコスパの良い選択が可能です。
安全な互換バッテリーを選ぶ3つのポイント
- レビュー評価を確認する
Amazonや楽天で★4以上をキープしている商品、レビュー件数が多いものは一定の安心感があります。 - PSEマークの有無を確認
PSEマークは、日本国内で電気製品を販売する際に必要な「安全性の証」です。これがあるかどうかは重要です。
※PSEマークにも種類があるため、適正なマークが表示されていること。 - 製造元や販売元の信頼性をチェック
たとえば、ROWA JAPANやWasabi Powerなどは、互換品でも信頼度が高く、国内外での販売実績も豊富です。
モバイルバッテリーで代用できる?カメラとの相性と選び方ガイド
最近のミラーレスカメラの中には、USB充電や給電に対応している機種が増えてきました。たとえば、
- Canon EOS R6、R7、R10
- Sony α7 IV、ZV-E10
- FUJIFILM X-T5
など最近発売されている機種については、USB-Cケーブルを使ってモバイルバッテリーから直接充電・給電が可能です。
これはとても便利で、長時間の撮影や外出先でも安心です。ただし、使用するモバイルバッテリーの出力にも注意が必要です。最低でも5V/2A、USB Power Delivery(PD)対応の製品を選びましょう。
また、カメラ使用中に給電すると本体が発熱しやすくなるため、こまめな休憩やカメラバッグの中での保管時は外しておくことをおすすめします。
おすすめの予備バッテリー&モバイルバッテリー厳選紹介

最後に、私が実際に使って良かった!と思える製品をご紹介します。すべてアフィリエイト導入に適しており、初心者さんにも安心して勧められるものです。
🔋純正バッテリー
- Canon LP-E6P
→EOS Rシリーズに対応。純正ならではの安定性と長寿命が魅力。(末番"NH"は廃盤しました。)
- Sony NP-FZ100
→α7 IV、α6600などに対応。大容量で動画撮影にも安心。
キャッシュバックキャンペーンで同時購入の対象品となっているため、合わせて買うのがお得です。
- Nikon N-EL25a
→1回のフル充電で長時間の使用が可能な、充電電池パックです。
- Fujifilm NP-W235
→リチウムイオンタイプの大容量充電式電池です。
互換バッテリー
- Wasabi Power 互換バッテリーセット
→2個+充電器付き。PSE対応でレビュー評価も高いです。 - ROWA JAPAN バッテリー
→日本メーカーで品質管理が丁寧。保証対応もあり安心。
モバイルバッテリー
- CIO SMARTCOBY Ex03 SLIM PLUG
CIOは大阪にあるメーカーですので、国産品の安心感もあります。
カメラの機種により出力が足りないものもありますが、30Wあればおおよそ対応可能です。2000mAhのバッテリーなら約4回分の容量があります。
充電しながらを想定して小型で持ち運びを考えるとこのクラスの製品になってきます。
- UGREEN 145W Power Bank
カメラ、スマートフォン、ワイヤレスイヤホンなど、様々なモバイルデバイスを充電したいと考えるならとにかく大容量のものがお勧めです。
UGREENは中国のメーカーですが、近年はユーザーの信頼を得てきて様々なデバイスを発売しています。
まとめ:自分の撮影スタイルに合った電源対策を
いかがでしたか?
予備バッテリーの重要性や純正・互換の違い、さらにはモバイルバッテリーという新しい選択肢まで、カメラユーザーにとって知っておくと役立つ情報をまとめてみました。
撮影のチャンスは、いつ訪れるかわかりません。だからこそ、電源周りをしっかり整えておくことが、失敗しないための第一歩です。
これからバッテリーを購入される方の参考になれば嬉しいです!
あなたのカメラライフが、もっと快適で楽しいものになりますように♪
おまけ:保管時の注意点
カメラに使用されているバッテリーは一般的にリチウムイオンバッテリーが使用されています。
スマートフォンにも使用されていたり、生活の中にとても多く使用されていますが、実はとても不安定な構造をしているため、経年劣化でショートして発火することがしばしば発生しています。
このため、保管方法についてもまずは知識をつけることが大切です。
- 温度管理: 高温多湿を避け、涼しく乾燥した場所に保管しましょう。直射日光の当たる場所や、夏場の車内などは避けるべきです。理想的な保管温度は15℃程度と言われています。
- 残量管理: 満充電や完全放電した状態での長期保管はバッテリーに負荷がかかります。30~50%程度の充電残量で保管するのが理想的です。
- 端子保護: 金属製のものと接触するとショートの危険性があります。購入時のケースに入れるか、端子部分をテープなどで保護しましょう。
- 長期間使用しない場合: 半年に一度程度、充電と放電を繰り返すと、過放電を防ぎ、バッテリーの活性を保てます。
- 保管場所:仮にショートや爆発が発生したとして、周囲の家財などに被害が出にくいように、金属ケースにまとめて保管しておくことが望ましいです。その際に端子がショートしないようにケースにフェルトやテープを貼ったり、絶縁処理はしましょう。