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NASのベイはいくつ必要?用途別おすすめモデルを紹介

こんにちは!
monocam magazineです。

先日、NASの導入についての記事を作成しましたが、魅力的に感じていただけたでしょうか?

でも、魅力は伝わったけど、、

「NASを導入したいけど、ベイ数ってどう選べばいいの?」
「1ベイと2ベイ、4ベイでは何が違うの?」
「自分には南ベイ必要なのかな...?」

というベイ数に関して悩みますよね。

NASのベイ数は、データの保存方法や安全性に関わる重要なポイントです。用途に合ったベイ数を選ばないと、「容量が足りない」「容量が無駄に余ってしまった」なんてことにもなりかねません。

この記事では、NASのベイ数ごとの特徴や、使用環境に応じた最適なモデルを紹介します。自分にぴったりのNASを選んで、快適なデータ管理を始めましょう!

1. NASのベイとは?基本的な役割を解説

NAS(Network Attached Storage)は、ネットワーク経由でアクセスできる外付けHDDのようなものです。一般的なHDDやSSDとは異なり、複数のデバイスからデータを共有したり、クラウドのようにバックアップを取る用途で活用できます。

このNASに搭載できるHDDの数を「ベイ数」と呼びます。例えば、「1ベイのNAS」であれば1台のHDDしか入らず、「4ベイのNAS」であれば4台まで搭載可能です。

ベイの数が多いと、次のようなメリットがあります。

  • 容量を増やせる:HDDを複数搭載できるため、大容量のストレージが確保できる
  • RAID構成が可能:データを冗長化し、故障時のデータ損失リスクを低減できる(RAID1、RAID5 など)
  • パフォーマンス向上:複数のHDDを使うことでデータの読み書き速度を向上できる

反対に、ベイ数が少ないと本体の価格は安くなりますが、データの安全性や拡張性が限られるため、用途に応じた選び方が重要になります。

2. NASのベイ数はどう選ぶ?使用環境別に考察

1ベイ:最低限のストレージが欲しい方向け

おすすめの使用環境:個人利用、小規模なデータ保存、クラウドストレージの補助

1ベイのNASは、HDDを1台だけ搭載できるシンプルなモデルです。価格が安く、設置や設定も簡単なのが魅力ですが、HDDが故障するとデータを失ってしまうリスクがあります。そのため、クラウドストレージと併用したり、別のデバイスに定期的にバックアップを取るのが推奨されます。

2ベイ:RAID1でデータを安全に保存したい方に最適

おすすめの使用環境:写真・動画の保存、カメラ愛好家、SOHO(小規模オフィス)

2ベイのNASは、HDDを2台搭載できるため、RAID1(ミラーリング)を構成できます。RAID1を使うと、2台のHDDに同じデータが保存され、片方のHDDが故障してもデータを失わずに済みます。写真や動画を安全に保管したいカメラ愛好家や、小規模オフィスでのデータ共有に最適です。

4ベイ以上:大量のデータを管理するプロ向け

おすすめの使用環境:ビジネス用途、動画編集、長期データ保存

個人的には一番のオススメはこの4ベイ以上です。

NASを導入する本来の目的としては「大量の写真を安全に保管すること」のはずです。
まず、「大量に」という部分はこのベイ数で何台ものHDDを繋ぐことで、容量を稼ぐことができます。また、増設も交換を行えば可能です。
次に「安全に」という部分ですが、NASでそもそも全てのバックアップを賄うことは不可能です。このため、NASはバックアップの1つとして捉え、万全を期すために、もう1つHDDやクラウドなどの二重バックアップを施すことで「安全に」を確保します。

4ベイ以上のNASは、RAID5やRAID6などの高度なRAID構成が可能になり、大容量かつ安全なデータ管理が可能です。動画編集をする人や、大量の写真データを扱うプロのカメラマンに最適。

3. ベイ数別おすすめNASモデル紹介

1ベイNAS:手軽に使えるエントリーモデル

2025年1月時点でAmazonで一番最小構成!スマホで使用するには十分すぎます。

🔹 バッファロー LinkStation LS210D0101G

  • 容量:1TB / 2TB / 3TB / 4TB / 6TB(HDD内蔵)
  • 価格:比較的安価でコスパ◎
  • 特徴:簡単セットアップ、スマホ・PCからアクセス可能

2ベイNAS:写真・動画管理に便利なRAID対応モデル

ベーシックなNASの場合はこちら!ミラーリング(RAID1)またはストライピング(RAID0)で、1ベイの延長上として使う場合。

🔹 Synology DiskStation DS223j/G

  • 容量:HDD別売(最大2台搭載可能)
  • 価格:中価格帯で性能◎
  • 特徴:デュアルコアCPU搭載、高速データ転送、専用アプリでスマホ管理可能

4ベイNAS:本格的なデータ管理向けの高機能モデル

🔹 Synology DS423

  • 容量:HDD別売(最大4台搭載可能)
  • 価格:やや高価だが高性能
  • 特徴:操作しやすいOSで管理も楽

🔹 QNAP TS-433

  • 容量:HDD別売(最大4台搭載可能)
  • 価格:やや高価だが高性能
  • 特徴:4ベイとしては比較的安価で、ベーシックな機能を揃えており導入がしやすい

4. NASを選ぶ際の注意点

1. ベイ数だけでなく、CPUやメモリの性能も確認

NASの性能は、CPUやメモリのスペックによっても大きく変わります。高性能なNASほど、ファイルの転送速度が速く、複数のユーザーが同時にアクセスしても快適に動作します。
また、上位機種になるとメモリの換装など、拡張性があり、将来的にも時代に合わせたスペックに調整が可能です。

2. HDDは別売り?セットモデルとカスタマイズの違い

NASには「HDD内蔵モデル」と「HDD別売りモデル」の2種類があります。HDD内蔵モデルは手軽ですが、カスタマイズ性は低め。HDD別売りモデルは好きなHDDを選べるため、長期的な運用に向いています。

HDDは消耗品のため、いずれ故障します。このため、故障を考慮した場合でも安心して使用できるよう、HDDは別売りの筐体を選択するのが間違いありません。

3. クラウドストレージとの併用でより便利に

前回の記事でクラウドよりもコスパが良い、と結論づけましたが、バックアップは多重にしておくことで不測の事態に備えることが可能です。

そんな安心を買う場合はクラウドの併用はとても良い選択肢になります。

また、最近のNAS製品ははクラウドストレージと同期を行うことができ、さらに便利に使えます。Google DriveやDropboxと同期すれば、外出先でもデータにアクセスでき、バックアップとしても活用できます。

5. まとめ:あなたに最適なNASのベイ数は?

1ベイNASが向いている人

  • 低コストでNASを導入したい
  • クラウドストレージと併用する
  • そこまで大量のデータを保存しない
  • スマホ写真のバックアップとして利用したい

2ベイNASが向いている人

  • 写真や動画のバックアップを安全に取りたい
  • RAID1(ミラーリング)でデータの冗長性を確保したい

4ベイ以上のNASが向いている人

  • 大容量データを扱う人
  • RAID5/RAID6で、安全かつ効率的にデータを保存したい

迷ったら4ベイ以上がおすすめ! ぜひ、自分の用途に合ったNASを選んで、快適なデータ管理を始めてくださいね!😊

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